第100回 卒業式
3月19日は名古屋芸術大学の卒業式・修了式でした。多くの学生のみなさんのすてきな装い、晴れ晴れとした笑顔に思わず顔が綻びます。終了後の懇親会では乾杯の音頭をとることになり、「みなさん、ご卒業おめでとうございます。進む道はそれぞれですが、あとから振り返ったときに充実した人生だったと思える道を歩んでください。もしかしたら躓くこともあるかもしれません。そんなときは遠慮なく母校に顔を出してください。ご卒業されても、本学はみなさんを応援しています」という趣旨のお話をし、乾杯しました。

学生から社会人へ。みなさんの人生にとっては大きな転機です。私の好きな言葉に、P.ドラッカーの「変化を機会と捉えよ」という言葉があります。自分自身もそうですが、世の中も時間の経過とともに変化します。それを見ぬふりするのではなく、チャンスと捉えて積極的に活用せよ、それが思いもよらぬチャンスを生み出す、という意味だと思います。そうであれば過去を懐かしむよりも、新しい未来に向け力強く踏み出す方が人生の充実につながります。とはいえ時には思うようにいかないこともあるでしょう。そんなとき、必死になり、どぶ板を踏み続けていると、思わぬひらめきがあったり、救いの手が伸びてきたりします。そして困難を乗り越えられると、何とも言えぬ充実感が心を満たします。そんな人生のお役に立てるよう、私はこれからも音楽に関わるみなさんの未来を応援していきたいと思います。

さて、このコラムも今回で第100回。これが最終回です。偶然ですが、年度の切り替え時期でもあり、区切りよく終了できることに感謝の気落ちで一杯です。100回もの長期コラムはこれまで経験がなく、私にとって大きなチャレンジでした。何とか無事終えることができたのは、読者のみなさまの応援のお陰です。またサイトの運営会社株式会社ノラコミュニケーションズの中川順一社長はじめ編集、校正などをご担当頂いた関係者のみなさまのご支援あってこそ。心からの感謝の気持ちをお伝えし、筆をおかせていただきます。長らくのご愛読、本当にありがとうございました!