目標って、やっぱり大事です②
(本コラム第12~16回再論)
自分の夢や希望をかなえたければ、目標を立ててそれに取り組むことが必須だとお伝えしています。では私はどのような目標を立てているのでしょうか?
私の場合、大学の仕事は大学の承認を受けた目標を目標としている点は銀行員時代と同じです。しかし、それ以外に健康、おカネ、執筆などについて自主的に立てています。
健康目標は「月平均1日8千歩歩く」「踵落としを朝昼30回ずつ」など4項目。これを毎日記録するようにしています(写真参照)。銀行員時代に不規則な生活で健康を害し、歩き始めたのですが、定着して以来、ここ15年くらい風邪ひとつ引かないで済んでいます。「ひょっとしたら長生きもできるかも」と期待しながら毎日楽しく取り組んでいます。
おカネは「今年は純資産を○万円増やす」。毎年12月31日が終わった時点で、図(貸借対照表といいます)のように左側に自分の資産、右側に負債(借金などの借り入れ)と「資産―負債」の純資産を書き込み、この純資産を増やすよう取り組んでいます。なかなか思うようには増えませんが、長年続けていくことで効果が上がってきています。
貸借対照表
執筆ではこれまで「1年に1冊本を出す」が目標でしたが、昨年「2年に1冊」に引き下げました。「1年に1冊」という目標は大変でしたが、2015年に初めて本を出して以来これをやり抜いた結果、約8年で8冊出すことができました。今大学教授でいられるのは、この目標を実行できた結果だと思っています。目標を追いかけていると、その目標の狙いとは別の「予期せぬ成果」がもたらされることがあるのを、身をもって経験しました。
目標を立てるコツは、「1日8千歩」「年○万円」「年1冊」などとシンプルで、かつ数値で設定することだと思います。また、管理はすぐ見たり書き込んだりできるので、手書きがおススメです。
目標を立て、それに取り組み、反省、改善していくのは大変です。でも、目に見える成果を上げたいと思ったら、目標を立てるしかありません。目標については第12~16回でもお伝えしていますので、是非ご参考になさってください。