楽器メーカーでの仕事はどのような仕事なのか?
現在、楽器製造業の事業所は国内に90ほどありますが、アナログの楽器から電子楽器まで生産している総合メーカーは数社です。その総合メーカーでは楽器製作は分業で、機械を使って製作します。たとえばピアノの鍵盤なら鍵盤だけを作るということです。専門知識や技術は就職後に習うため、とくに音楽関係の学校を出ている必要はないといわれています。
総合メーカーには製作のほか、企画、デザイン、設計といった部門や営業、販売、事務など一般企業と同様な部署があります。製作部門を希望するためには、専門学校で楽器の製作・修理・調律などを学んでおくのもよいでしょう。また、デザイン・設計部門なら、美術大学や専門学校でデザインを学んだ人や、工学部などでコンピューター・電子系の知識やソフトの技術を学んだ人が採用されることがあります。