演奏家になる
演奏家を志望する音大生は多いでしょう。ごく一部の限られた人間のみがなることのできる演奏家という職業だからこそ、憧れはより強くなるもの。しかし、現実の世界はそう甘くはありません。
実力の世界はもちろん、成功するには、人とのつながりや運も関係してくることも・・・。自分の持てる力のすべて発揮し、それを成功につなげるためにも、様々な成功者や信頼できる人のアドバイスを参考に、力強く夢に向かって努力することが必要になります。
音大生の多くは、将来、プロの演奏者やオーケストラの一員として活躍することを夢見ているのではないでしょうか。そんな夢をかなえた先輩のお話をお伺いしました。
プロの演奏家はどんな仕事や生活をしているのだろうか。「ソナーレアシストクラブ」2014年版では、ステージやレコーディング、テレビなどさまざまな仕事をこなすフリーランスのヴィオラ奏者・島岡智子さんの一週間「日記」を掲載しました。
芸大時代の知り合いから仕事の依頼。私たちの仕事は人脈、ネットワークが頼り。友人関係は大事にしなくちゃ。豪華船クルーズの演奏の仕事があるらしい。地中海クルーズなら行きたいけど、場所はまだ決まっていないとのこと。でも、3週間、日本を離れるのは無理かな。
お昼からスタジオへ。今日は映画音楽の収録です。こんなふうにスタジオにこもりっきりの仕事もあるかと思うと、野外の仕事もあります。以前、フィギュアスケートの会場で演奏したときは寒かった。選手より薄着でしたから。
奈良の母と電話。知り合いに孫ができたそう。うちはどうなのか、と。子供は欲しいけれど、仕事を続けながらの子育ては大変。友達は保育園に子供を預けて頑張っているけれど、夜の演奏は無理。
今日は 私たちCallaのライブ。写真は左から私、バイオリンの下村理恵さん、チェロの島津由美さん。ディズニーシーの、「ドラマティックディズニーシー2004」というイベントで一緒にショーで弾いていて、それ以来のお友達です。理恵さんに子供が産まれたのがきっかけで、赤ちゃんから参加できるライブなど、お手伝いしています。
音大をめざす人の多くは、将来、プロの演奏者やオーケストラの一員として活躍することを夢見ています。その夢をかなえたお二人、NHK交響楽団第一ヴァイオリン奏者の高井敏弘さんと、高井さんの義理の妹で、フリーで活躍するヴィオラ奏者、島岡万理子さんに登場していただきました。
(N響のオーディションを受けたとき)たぶん、人生で一番練習した。ブログの更新をやめ、携帯も切って外界との通信を絶った。通信を再開したとき「N響に入りました」って言いたくて(笑)。
卒業したらフリーでと考えてはいたけれど、生活していくのは難しいと思ってた。でも、意外となんとかやれている(笑)。 好きなことを続けていけば、なんとかなるのかもね。